洗剤の選び方!洗剤選びに一生困らない知識

ひとえに洗剤と言っても、その種類はたくさんありますよね。



「食器用洗剤」のように何に使うか明確なものがあれば、「サンポール」のように名前だけでは何に使う洗剤なのか分からないものもあります。


また同じ食器用洗剤でも「中性」のものがあれば「弱アルカリ性」のものもあります。

種類が多すぎて「何を買えばいいか分からない」と困った経験のある方は多いのではないでしょうか?

洗剤は正しいものを選べば汚れを落としてくれますが、間違ったものを選べば汚れはあまり落ちず、場合によっては対象物を傷めてしまうので、正しい知識が必要です。

そこで今回の記事では「洗剤選びに必要な知識」について解説していきますので、是非ご覧になってください!





 

目次:

1.洗剤の種類分け、pH(ペーハー)値について。


2.市販の洗剤の種類について

2-1.酸性洗剤

2-2.中性洗剤

2-3.弱アルカリ性洗剤

2-4.アルカリ性洗剤


3.漂白剤の種類について

3-1.塩素系漂白剤

3-2.酸素系漂白剤


3-3.還元性漂白剤


4.クレンザーについて


5.まとめ

 

1.洗剤の種類分け、pH(ペーハー)値について。




写真提供:日本石鹸洗剤工業会HP 日本石鹸洗剤工業会 石けん洗剤知識 台所 (jsda.org)

pH(ペーハー)値という言葉に、あまり聞き馴染みが無い方は多いのではないでしょうか?

pH値というのは、液体が「酸性」「中性」「アルカリ性」のどれの液性であるかを判断する数値になります。

pH値は上記の画像のように「6~8」を中性として、数値が小さくなるにつれ酸性に、大きくなるにつれアルカリ性に、というように分けられます。

下記が各洗剤の数値になります。

・酸性:3.0未満

・弱酸性:3.0~6.0未満

・中性:6.0~8.8未満

・弱アルカリ性:8.8~11.0以下

・アルカリ性:11.0超

 

2.市販の洗剤の種類について


市販の洗剤では「酸性」「中性」「弱アルカリ性」「アルカリ性」の4種類が多く販売されています。

それぞれの洗剤の特徴を紹介していきたいと思います。




2-1.酸性洗剤

酸性洗剤には「サンポール」や「バスマジックリン」など、トイレやお風呂などを掃除するための洗剤が多くあります。

用途としてはトイレにこびりついた尿石などの汚れや、浴槽に付いた水垢などのアルカリ性の汚れを落としてくれます。

※酸性洗剤は肌への刺激が強いため、使用時は手袋などを必ず着用する必要があります。



 


2-2.中性洗剤

中性洗剤は酸性・アルカリ性のどちらの性質も持っているので、どちらの性質の汚れにも対応することが出来ます。ただし頑固な汚れの場合は、それぞれの汚れの性質にあった洗剤を使う必要があります。



また刺激の弱い性質のため対象物を傷めにくく、「食器用」「テーブル用」「衣類用」「床用」など、幅広い用途の洗剤が販売されています。

更に肌への刺激も優しいため素手で使用できるのもメリットです。

※肌が弱い方は手袋の着用をお勧めします。



 


2-3.弱アルカリ性洗剤

弱アルカリ性洗剤は油汚れや皮脂汚れなどのような、酸性の汚れを落としてくれます。また中性洗剤ほどではありませんが、多くの対象物に使用出来ます。

食器用洗剤の「ジョイ」や、衣類用洗剤の「アタック」などのように、同じ使用用途でも他の洗剤に比べて洗浄力が強い洗剤が多いです。



 


2-4.アルカリ性洗剤

アルカリ性洗剤は中性洗剤や弱アルカリ性洗剤で落とすことの出来ない、頑固な油汚れを落としてくれます。

ただ洗浄力が強力な分、肌への刺激も強いため、使用時は手袋などを必ず着用する必要があります。



 

3.漂白剤の種類について



漂白剤に関して「洗剤と同じで汚れを落としてくれるもの」と勘違いされることがあります。

洗剤と漂白剤の役割は違って、洗剤が汚れを落とす役割とすれば、漂白剤は洗剤が落としきれなかった汚れの色素を白くさせるのが役割です。

また漂白剤には「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」「還元性漂白剤」の3種類があり、それぞれの特徴を抑えておいて、使用用途に合わせて使い分ける必要があります。



 

3-1.塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は3つの漂白剤の中で最も漂白力(白くさせる力)の強い漂白剤です。

衣類用であれば、白無地の衣類を漂白するのにとても効果的です。ただ色物の衣類に使えず、白無地であっても「毛」「絹」などの生地の衣類には使えないので注意が必要です。

衣類以外であれば「排水口」「食器類」などを漂白するための漂白剤があります。

また「カビキラー」などのように、漂白だけでなくカビ取りや除菌が出来る漂白剤も多くあります。



 


3-2.酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて漂白力は落ちるものの、色物の衣類に使えるメリットがあります。使用できる範囲も広く、「毛」「絹」などの生地の衣類にも使用できます。

また、酸素系漂白剤には過炭酸ナトリウムを主成分にした「粉末タイプ」の物と、過酸化水素を主成分にした「液体タイプ」の2種類があります。



 

・粉末タイプの特徴

粉末タイプは液体タイプよりも漂白力が強く、水やお湯に溶かして浸け置きをすることで、しっかりと漂白してくれます。

ただ、シルク生地などのデリケートな素材は傷めてしまう恐れがあるため、使用は止めておきましょう。


 

・液体タイプの特徴

液体タイプは粉末タイプに比べて漂白力は弱いですが、素材に優しい性質がメリットです。中にはシルク生地なども使える商品も販売されています。


 


3-3.還元性漂白剤

還元性漂白剤の特徴はサビ汚れを落とせるところです。

例えば、服について落ちなくなってしまった、鉄のサビや赤土などの汚れを落としてくれます。また、キッチンのシンクなどについたサビ汚れに対しても効果的です。



 

4.クレンザーについて



最後に特殊な洗剤「クレンザー」を紹介します。

クレンザーとは弱アルカリ性の洗剤に「研磨剤」を含めた洗剤です。

この研磨剤が、ガスコンロの焦げ付いた汚れなどの、普通の洗剤では落とすことの出来ない汚れを落としてくれます。

ただ研磨剤が対象物までも削ってしまう恐れがあるので、ガスコンロのように多少傷付いても大丈夫なものにのみ使用するか、どうしても使用する必要がある場合は、細心の注意を払う必要があります。



 

5.まとめ



最後に洗剤の注意点として「商品の説明のしっかり読む」ということを、心がけていただきたいと思います。

例えば、酸性系のものと塩素系のもの混ぜると有害なガスが発生し、重大な事故につながってしまいます。

また、正しい洗剤を選んでいても使い方を間違えれば、汚れが落ちなかったり、対象物を傷めてしまったりします。

ですので、正しい洗剤を選んだ上で、正しい使い方で洗剤を活用していただけたらと思います。