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タイルの汚れ落しに必要な物は?掃除のプロが全て教えます!

「外構洗浄 ばすたーず。」の太田です。弊社は、屋外専門の清掃をおこなっています。


:目次







タイル汚れは清掃業にとっても難易度が高い汚れです!

なかなか落ちないこの汚れ、家庭用の洗剤と道具で落とせる物をご紹介します。

 

タイルの汚れお落しに必要な汚れの種類を知ろう!

 

タイルにできる汚れの種類

 

生き物汚れ


・カビ

カビの汚れは非常に厄介で、更に危険です!

カビが原因で年間1,000人近くの死者が出るほど、カビは危険であり、生活に害を与えます。


しかし、カビはとても身近にたくさんいます。お風呂などで見かけることが多いと思いますが、改めて見ると屋外にも多く生息しています。

 

過去の死亡事例

 英国で健康な男性が、ガーデニング中にカビの菌を吸って10日足らずで死亡した。

 この男性は前月、胸部の痛みや呼吸困難、ひどい咳などの症状を訴え病院を訪れた。

診察した医師は当初、男性の職業が溶接工で喫煙歴もあったことから肺炎を疑い、強い抗生物質2種類を投与、その後も症状が続いたため、もう1種類を投与した。

しかし男性の症状は悪化。挿管措置を行っても体内組織に十分な酸素を届けることができず、血液検査でも非常に高い毒素が検出されたため、来院から24時間もたたずに集中治療室に移されたが、その後に死亡した。

 

カビアレルギーの方や、ご家族にカビアレルギーをお持ちの方はすぐさま除去することをおすすめします!

カビアレルギーを発症していなくてもカビに囲まれて生活し続けると、いつ発症するかわかりません。お子様やご高齢の方など免疫力の低くなった方がいらっしゃるご家庭は、早目の除去をご検討ください。

 

・コケ

実はヤスデゴケ科にもアレルギー性皮膚炎症を引き起こすハプテロンを有する物が存在します。


そしてコケは病気だけでなく、外壁をも劣化させる恐ろしい植物です!

次の写真の洗浄前(上)と洗浄後(下)をご覧ください。


長年のコケを除去した状態が先程の下の写真です。

コケが生い茂っている状態から除去をして洗浄、コケにより内部のセメントが染み出し、劣化している状態です。

表面を触るとボロボロ落ちるほど大変もろくなっているので、早急に補修をしなければならない状態です。地震などでいつ倒れるかわかりません⚠️


タイルの場合は石材なので、ブロックのように劣化することはなかなかありませんが、タイルの目地部分はセメントなので劣化します。しかも、タイルにコケが発生すると滑りやすくなるため、怪我をする恐れもあります。ですので、コケは早めに除去しましょう!

 

ホコリ汚れ


外で日が差している日、ちりのような無数のホコリが浮遊しているのを見たことありませんか?あのホコリは日の光により、たまたまはっきり見えただけで、普段から浮遊しています。

その浮遊しているホコリや、風で巻き上がったホコリが外壁に付着して、何層にも重なり被膜となります。

特に雨で濡れている状態の外壁は吸着力が一段と増すので、ホコリもこびり付いていきます。

ブラシで擦るくらいでは取れません。そんな場合に高圧洗浄機を使用すると、綺麗に簡単に除去できます。


タイルは水捌けが良いので、ホコリ汚れには強いです。ですが目地にホコリ汚れが溜まり、溜まった汚れのせいで水捌けが悪くなり、目地が劣化しやすくなります。


目地はセメントで作られています。セメントの劣化についてはこちらをご覧ください。

 

水アカ汚れ

屋外で発生する水アカ汚れは、タイルに多く見られます。

タイルに発生する水アカ汚れは、身体に及ぼす影響はありませんが、黒ずんで汚れが目立つので気になりますよね!

また、水アカは非常に頑固で、素人ではなかなか除去しきれません。


水アカは屋内だと文字通り水を使う場所であるシンク・お風呂場・トイレなど様々な場所に発生します。


家庭のあちこちにできる水アカも、適切な洗剤と道具があれば除去できる範囲も増えます。

 

タイルの汚れお落としに必要な洗剤は?

タイルに発生する汚れで洗剤が必要なのはこの2種類!

  • 生き物汚れ

  • 水アカ汚れ



生き物汚れに適切な洗剤は?

答え:塩素系漂白剤です。

⚠️塩素系漂白剤は色落ちをしてしまいますので、使用方法は正しく守ってください。また、塩素系漂白剤は酸性洗剤と混ぜると有毒なガスが発生しますので使用には十分注意してご使用ください。


 

使用方法「塩素系漂白剤を水で100倍に薄めます(水:500㎖)に対して(塩素系漂白剤:5㎖)を加えてよくかき混ぜてから使用してください。」

「カビキラー」や「カビハイター」などでOK!

 

「カビキラー」や「カビハイター」の主成分は塩素系漂白剤です。

漂白剤と言えば衣類に使う洗濯用のハイターをイメージするかもせれませんが、漂白剤には「雑菌」や「細菌」を死滅させる効果があります。


衣類に使われる漂白剤は「酸素系漂白剤」なので「塩素系漂白剤」より殺菌作用が弱いので塩素系漂白剤を使用してください。

 
水アカ汚れに適切な洗剤は?

答え:酸性洗剤です。

⚠️酸性はセメントを劣化させますので使用後はしっかりと水で洗い流してください。酸性洗剤は塩素系漂白剤と混ぜると有毒なガスが発生しますので使用には十分注意してご使用ください。


 

使用方法「タイル全体をしっかりと洗った後に、水アカ汚れに酸性洗剤を塗り(水アカの汚れ具合で酸性洗剤を水で希釈)メラミンスポンジで擦ってください。」

使用する洗剤は「サンポール」でOK!

 

サンポールは酸性洗剤の中でも酸の濃度が強いです。水アカはアルカリ性の汚れなので酸性洗剤でしか落ちません。

 

タイルの汚れお落としに必要な道具は?


     家にある物とあると便利な物をご紹介します。


家にある物
  1. 箒(ほうき)

  2. 水道ホース

  3. ブラシ

  4. メラミンスポンジ

  5. 洗剤

  6. タオル

これだけは必要になります

 

1.箒(ほうき)

箒は目に見える大きな汚れを履くために使用します。

砂利や小石などを巻き込んでブラシで擦るとタイルに傷をつける恐れがあるため予め掃き掃除をしておくことが重要です。


細かいゴミも掃ける箒がベストです。

 

2.水道ホース

水道ホース

お庭があるお宅では、水道ホースがあるかと思います。

掃除をするうえでホースは非常に役に立ちます。


庭の蛇口に付けたままだとホースが劣化してしまいますので、片付けられるタイプが非常に長持ちします。上記のタイプですとキレイにコンパクトに収納できるので、場所を選ばないので重宝します。

 

3.ブラシ

ブラシ

ブラシは「コケ」や「カビ」の除去をするのに非常に便利です。

「コケ」「カビ」は、しっかりと根を張っているので、ゴシゴシと力を入れなければ取れません。

デッキブラシなどの、固めのブラシ(たわしでもOK)をオススメします。



ブラシ部分が持ち手と分解でき独立する物がおすすめです。

立ったままで棒部分をつけて擦ることができますし、少し細かいところや力をかけたい部分などは棒から取り外して使用できますので便利です。

 

4.メラミンスポンジ


メラミンスポンジ

水アカ汚れにメラミンスポンジは定番です。

メラミンスポンジは研磨作用があるので酸性で水アカを浮かせて削りとる感じで落とします。削り落とすと言っても、ご存知の通りメラミンスポンジなので、大きな傷がつくほど削るうわけではないのでご安心ください。

しかし、表面が柔らかい素材のものだと、傷がつく恐れがありますのでご注意ください。


大きい物メラミンスポンジを自分で好きな大きさに切り分けられるタイプがオススメです。

 

5.洗剤

洗剤は上記でも説明した「塩素系漂白剤」が含まれている物と「酸性」の洗剤この2種類があれば問題ありません。



塩素系漂白剤


酸性洗剤



 

6.タオル



「タオル」もしくは「雑巾」があれば大丈夫です。最後に水気を拭き取れる物があれば何でも構いません。キッチンペーパーやマイクロクロスファイバーなど…


 

以上の

水道ホース
ブラシ
メラミンスポンジ
洗剤
タオル

があれば掃除することが可能です。

次にあれば便利(広範囲&早く)に済ませることができます。


 

あると便利な物
  1. 高圧洗浄機

  2. 電動工具

 

1.高圧洗浄機




高圧洗浄機は家庭用の物で構いません。

ブラシでゴシゴシ擦る手間がなくなり、目地の掃除には非常に役立ちます。

ブラシで擦るより何倍も広範囲を綺麗にすることができますし、疲れので持っていると便利です。

高圧洗浄機=ケルヒャーと思われる方が多いですが、僕はリョービの高圧洗浄機がオススメです。


理由:丈夫でしっかりしていて、価格以上のクォリティーだからです。



車の洗車や網戸の掃除にもオススメ!



 

2.電動工具



電動工具は「ドリル」「電動インパクト」「グラインダー」など、手でゴシゴシ擦るより格段に早く終わるのでオススメです。

掃除だけでなく、家具の組み立てや解体にも使えてあれば便利ですね!



家庭で使う程度ならこれくらいの価格帯の電動インパクトで全く問題ありません。




⚠️電動工具で掃除すると削り過ぎる恐れがありますのでドリルなど比較的回転速度がゆっくりな物がオススメです。




掃除に電動インパクト用オススメアタッチメント!


掃除が楽になり、いろんな用途に使えます!

 

4.タイルの汚れ落を落とす方法


1.先ずはタイル面を箒で掃きます。


 

2.たっぷりの水で擦り洗いor高圧洗浄




 

3.(水アカ掃除)サンポールとメラミンスポンジで擦り洗う

サンポールは汚れ具合に応じて希釈しましょう!



 

4.擦り終わったらしっかりと洗い流します。




 

5.(コケ・カビ除去)しっかりと洗い流し終えたら、「コケ」「カビ」が繁殖していた場所に100倍に薄めた塩素系漂白剤を塗布します。


塗布の方法はスプレイヤーに入れて吹きかけるか、タワシやブラシを使って擦るのではなく塗るようにしましょう!



塗布後は1〜2時間ほど放置してください。

希釈した塩素は勝手に蒸発するので放置しても大丈夫ですが、気になる方は洗い流してください。



これで全ての肯定が終了です。


「カビ」「コケ」が再度発生したら水でしっかり擦った後に再度、塩素で殺菌処理してください。何度も繰り返せば完全に死滅します。



水アカを放置し過ぎると色素がタイルにうつり汚れが取れない場合があります。そんな時はタイルを研削・研磨するなどの処理方法になります。



 


5.まとめ




それでも落ちない場合はより強力な洗剤と道具を使って掃除を行います。



水アカ汚れが酷く、汚れが落ちない場合はこちら▽



こちらの洗剤は、サンポールより強い酸性で汚れを落とすことができます。







洗剤と一緒にオススメのスポンジはこちら▽



こちらのスポンジは、メラニンスポンジより強力な研磨力で掃除をおこなうことができます。




こちらの2つの商品は強力な洗剤と道具でしつこい汚れもしっかりと落とすことができるのですが、使用には十分に注意をしてご使用ください。



※注意点

洗剤は強力な酸性になりますので、石材以外の物に使用すると素材が痛む恐れがあります。

スポンジは、力を入れて擦ると、傷が入る恐れがあります。

鏡面仕上げされた石材などにはご使用をお控えください。






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