屋外専門の清掃業をしております「外構 洗浄ばすたーず。」の太田です。
🧪今回の検証🧪
塗装してある物にカビハイターをしたらどうなるのか?
:目次
2.塗装面にカビハイターを使う時の注意点☝️
1.塗装面にカビハイターした結果☝️
検証物と検証時間/平成5年式の車の外装にカビハイターを吹きかけ、完全に乾くまで約1時間放置しました。その後、濡れタオルで拭き取ってみました。
①枠内にカビハイターを塗布します
②カビハイターを準備☝️片手でいい感じに写真撮るの苦労しました(^_^;)
③実際に吹きかけます!
④約1時間後にパシャリ📷
⑤濡れタオルで拭いてみる
亡霊のように写っているのは、私の手です。拭き取ると綺麗になりすぎて写っちゃいました(^_^;
⑥比較「塗布前」→「塗布後」
検証結果:何も起こらず…
(何も起こらずは、検証としては失敗?成功???)
私としては、勉強になったので、大成功です!
2.塗装面にカビハイターを使う時の注意点☝️
塗装の色が落ちなかったとは言え、塩素系洗剤は漂白剤の中で最も強力な漂白剤!
全ての材質・外壁・塗装面で検証したわけではないので原液を直射するのは危険です。
50倍〜100倍に薄めて使用するのが安全だと思います。ただ汚れを取る効果はなく、除菌効果のみになりますけどね!
カビハイターの主成分
カビハイターは塩素系漂白剤が主成分です。「殺菌」「抗菌」「消臭」「漂白」効果が期待できます。
ところで、塩素系漂白剤って塩から作られるって知っていました?
ってことで、元々は海水だったのです!
あれ?海水?海?海の近くって、車など金属系は錆びるって聞いたことありませんか?
金物には使用厳禁
鉄物に塩素系漂白剤を使用すると錆びやすくなります😰
上記でも書きましたが、鉄物(金属)は海の近くの場合、通常よりも早く錆びていきます。
それには塩が関係しています。
鉄は水と空気に触れると錆びます。そこに、塩が加わると錆を更に加速させるのです。
”簡単に説明”
鉄には微弱な電気が流れており、その電気が錆の原因なのですが、塩が付着することで電気がより流れやすくなるということです☝️
ですので、塩素系漂白剤は金物には使用禁止なのです!
塗装の上からであれば鉄に直接触れないので大丈夫ですが、塗装が剥がれている場所など、金物の素材に直接吹きかけてしまうような場合は、カビハイターの使用は避けてください👍
3.塗装面にカビハイターをする意味は?
塗装面にカビハイターを使用する意味はありません!
カビ・苔が生えているならともかく、汚れの掃除にカビハイターを使用する意味はないのです!
除菌効果が期待できますが、先述したように、塩を含むためあまりおすすめいたしません。
菌の拭き取りに使用し、濡れ雑巾などで2度拭きまでする場合は、使えるかもしれませんね。
ですので、塗装がしてある場所には、事前に掃除をしてキレイにした後で薄めて「殺菌」「抗菌」のために使用してください。
また、使用後、濡れ雑巾などで2度拭きまですることをオススメします。